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【北國新聞】 部活動に休養日 全市町で「日曜休み」導入を

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 小松、加賀、能美、川北の4市町教委が、新年度から日曜日に中学校の部活動を行わない方向で協議を始めたのは、部活動の休養日を適切に設けるよう求める文部科学省の通知を受けての対応だろう。特に運動部の生徒の場合、休みのない「部活漬け」の生活では心身ともに疲れ果て、けがをしやすくなり、勉強もおろそかになりがちだ。休養日の設定は、生徒や教員の負担を減らすという点で好ましく、県内全ての市町教委で導入を進めたい。
 周辺地域の自治体が一斉に日曜日を休養日に設定すれば、県や地域の大会運営、練習試合の設定などで日程調整がしやすくなる。生徒にも顧問の教員にも心身に余裕ができ、体をケアする時間が確保できる。生活にメリハリを付けられれば、平日の部活動にもプラスに働くだろう。
 文科省は中学で週2日以上、高校で週1日以上を目安に休養日を設けるよう求めている。だが、スポーツ庁の2016年度調査では22・4%の中学が設けておらず、文科省などは改善の必要があると判断し、学校の決まりとして休養日を設定するよう求める通知を出した。
 部活動は選手を育てるだけでなく、スポーツや文化に親しみ、人間関係を築く貴重な場である。限りある時間を有効に使う習慣も身につく。休養日を設定しても、部活の良さが損なわれるわけではあるまい。小松など4市町教委は、日曜を休みとし、日曜に大会などがある場合は、次の月曜を休養日とする方向で調整している。この線で県内市町教委が足並みをそろえてはどうか。
 部活動は、教員の善意と献身に支えられている部分が多い。生徒が一生懸命であればあるほど、これに応えてやりたいと、教員が休日返上で練習に付き合う例は少なくない。だが、教員の負担が重くなりすぎて、教科指導に影響を及ぼすようでは本末転倒だ。
 全国体力テストで、県内の中学2年男子は4位、同女子は5位と上位に付けており、部活動が体力向上に一役買っている。この状況を維持しながら、学校教員の「働き方改革」についても前向きに進めていきたい。

One comment

  1. 子供が金沢市の中学生ですが、相変わらず日曜は休みではありません。平日は7時まで部活で勉強どころではありません。趣味や読書の時間もありません。先生に訴えても、どこの学校もそんな感じだからとたしなめられます。何かがおかしいです。法的に規制してほしいです。

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