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【朝鮮日報】 大統領権限代行・黄教安首相の不出馬宣言、至極常識的な判断だ

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 黄教安(ファン・ギョアン)大統領権限代行首相が15日に開かれた臨時の国務会議(閣議)で「政策の安定と大統領選挙の公正な管理のため、私が大統領選挙に出馬するのは適切ではないと判断した」と述べた上で、大統領選挙に出馬しない意向を明らかにした。極めて合理的かつ妥当な決断だ。黄氏はこれまで数々の世論調査で保守系の候補者の中では常に支持率が最も高かった。しかしもし黄氏が出馬していれば、柳一鎬(ユ・イルホ)経済副首相兼企画財政部(省に相当)長官が大統領権限代行に加え国務総理の代行まで兼任しなければならなかった。そのため黄氏にとって大統領選挙への出馬は、今なお危機的状況が続くこの国において何よりも国に対する強い責任感を持つべき保守系の人物が取るべき態度ではなかった。
 これまで保守陣営では非常識かつ非合理的な言動が数多く見られた。今回の大統領弾劾もある意味その結果と言えなくもない。時には国よりも個人や自らのグループを優先し、わずかな利益のために国民の期待や意向を無視するようなケースさえあった。そのような点で黄氏の不出馬宣言は、久しく見られなかった至極常識的な判断であり、国民の誰もが納得できるものと言えるだろう。
 昨日、政府は5月9日を大統領選挙の投票日として定め、この日を臨時の休日にすることを正式に決めた。これから投票日までのこの約2カ月は黄氏が自らの使命をしっかりと果たすべき期間であり、そのことがいかに重要かは今更言及するまでもない。米国の最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」の配備とそれに対する中国からの経済報復、米国の対北朝鮮政策の決定と通商圧力、米中による韓半島(朝鮮半島)をめぐる交渉、米国の金利引き上げ、さらには家計負債など、この国はこれら数々の難題に同時に直面しているのだ。
 今回の決定で黄氏は政治的に肩の荷を下ろしただけに、今後は大統領権限代行首相としてこの重要な時期に国のためやるべきことをぶれることなくやり抜いてほしい。誰よりも国民が黄氏を強く後押しするはずだ。

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