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【デーリー東北新聞】 民進党代表に前原氏 政権担当能力 国民に示せ

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 民進党の新代表に前原誠司元外相が選出された。7月の東京都議選惨敗を受けた蓮舫氏の辞任表明に伴い実施された代表選で、枝野幸男元官房長官との一騎打ちを制した。代表選後のあいさつで政権交代へ「新たな選択肢を示し国民への使命を果たす」と決意を述べた。
 前原氏は民進党の前身である民主党の代表を務めており、野党第1党の党首として再登板になる。党代表を偽メール問題で、民主党政権の外相を外国人献金問題でそれぞれ辞任した経緯があり、二度と失敗は許されない立場だ。離党ドミノの阻止と低迷する党勢立て直しが最大の急務となる。
 新代表の任期は2019年9月までで、来年12月の衆院議員の任期切れまでには必ず総選挙が実施され、今年10月には青森4区など三つの衆院補欠選挙がある。前原氏は国政選挙への態勢を早急に固め、民進党が政権担当能力のある政党であることを示す責任を負っている。
 民進党の支持率は、安倍晋三首相が8月初めに内閣改造を行った直後の共同通信世論調査で7・3%と低迷したままだ。学校法人森友学園、加計(かけ)学園の問題などを契機に安倍首相への国民の批判が広がって内閣支持率が急落し、自民党の都議選惨敗で「安倍1強」が揺らいでいるのに、民進党への国民の期待は高まっていない。前原氏は改めて民主党の政権転落までさかのぼって謙虚に反省し、信頼回復への具体的な方策を立て、実行していくべきだ。
 代表選では共産党との選挙協力や消費税増税、小池百合子都知事の側近議員が年内結成を目指す新党との連携などを巡り、保守派を代表する前原氏とリベラル系が推した枝野氏の考え方の違いが浮き彫りになった。
 しかし、代表選の結果が出た以上、挙党態勢を目指して食い違いを乗り越え、一致結束した姿を国民の前に見せる必要がある。民主党時代から続く内紛を繰り返して「バラバラ感」を再現すれば、最終的に国民から見放されてしまうだろう。決めたことには従うという組織としては当然の体質改善とガバナンスの確立が求められている。
 今月下旬に召集予定の臨時国会では、野党の責務である政権へのチェック機能を引き続き果たすと同時に、民進党が日本の将来像をどのように描いているのかという骨太の議論を展開し、安倍政権が進める経済政策のアベノミクスへの対案や、憲法、外交・安全保障やエネルギーなどの基本政策に関する党の見解も明らかにしてほしい。
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