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【徳島新聞】   世界ラフティング  夢の舞台を成功させよう  

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 三好市から高知県大豊町にかけての吉野川を会場にしたラフティング世界選手権が10月3~9日に開かれる。
 官民の関係者による苦労の末に実現した「夢の舞台」の開幕が、いよいよ1カ月後に迫った。
 大会には23カ国から540人が参加する見通しだ。アジアをはじめ、ヨーロッパ、中南米、北米など、文字通り世界中の一流選手が吉野川にやって来る。
 公式ポスターにある「世界の強者ここに集結」というキャッチコピー通り、世界最高峰の競技が展開される。熱戦が待ち遠しい。
 会場となる吉野川は、急流である上に水量が豊かで、ラフティングに適した条件がそろっている。
 世界選手権の開催は、世界屈指の環境が私たちの身近にあることを示している。その価値を再認識したい。
 競技では、県勢の活躍に注目が集まる。
 2007年に活動を始めた三好市の女子チーム「ザ・リバーフェイス」は世界選手権で常に上位争いをする強豪で、この存在なくしてはここまで吉野川のラフティング熱が高まることもなかった。世界のライバルを地元に迎えての戦いぶりが期待される。
 男女のユース部門には、地元高校生らのチームが出場する。将来を担う世代が世界にはばたく姿を見られることも大きな楽しみだ。
 もちろん、世界の一流選手たちの力と技は観客を魅了するだろう。
 世界選手権誘致の動きが初めに具体化したのは11年だった。この時は官民の足並みがそろわなかったことなどから立候補に至らなかったものの、リバーフェイスの快進撃を背景に再び誘致の機運が生まれ、14年に招致委員会が発足した。官民一体となった招致活動の末、開催が決まったのは15年6月だ。
 同月に吉野川で全日本レースラフティング選手権を開いた後、16年10月には海外勢も迎えたプレ大会を成功させた。準備は順調に進んでいるようだ。
 ただ、世界選手権は参加国の数、選手の数ともにプレ大会の比ではない。宿泊施設や輸送体制など、あらゆる面のチェックを怠らず、万全の態勢を整えてほしい。
 三好市などでつくる実行委員会は、通訳を含め約100人のボランティアスタッフを確保している。きめ細やかな運営でしっかりと大会を支えてもらいたい。
 市民、県民の協力も重要である。地域を挙げたもてなしや温かい声援は、世界の選手たちの心に響くだろう。
 三好市では、ウェイクボードの世界選手権が18年に池田ダム湖を会場に開かれることも決まっている。「ウオータースポーツのまち」として、世界に「三好」の名を知ってもらうチャンスである。
 今回のラフティング世界選手権が第一歩となる。ぜひとも成功させよう。

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