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【東亜日報】 6回目の核実験、韓半島非核化の終焉だ

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北朝鮮が3日、平壌(ピョンヤン)時間で午後12時に6回目の核実験を断行した。咸鏡北道吉州郡豊渓里(ハムギョンプクト・キルジュグン・プンゲリ)で発生した人工地震の規模はマグニチュード(M)5.7と測定され、昨年9月の5回目の核実験(M5.0)の6倍の威力を見せた。北朝鮮は核実験後、大陸間弾道ミサイル(ICBM)に装着する水素爆弾実験が「完全に成功」したとし、「国家核武力完成の完結段階の目標を達成するうえで非常に意義ある契機」と主張した。これに先立ち、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長は、核兵器研究所を訪れ、ICBM装着用の水素弾を視察した後、「今後、強力な核兵器を思い通りに量産できることになった」と述べた。

  今回の6回目の核実験は、これまでの核実験と比較して爆発力で膨大な差を見せた。1945年に長崎に投下された核爆弾より少なくとも3倍の威力だ。北朝鮮は、水素弾の威力を宣伝し、「戦略的目的により高空で爆発させ、広大な地域に対して超強力なEMP(電磁気パルス)攻撃まで加えることができる」と主張した。ソウル上空でEMP爆弾が爆発する場合、敵の指揮統制体系、防空網、電算装備はもとより国家基幹施設が無力になる恐れがある。想像するだけでも恐ろしい事態だ。
もはや北朝鮮は、核弾頭を搭載した核ミサイルを量産し、実践配備することだけが残った。すでに多種のミサイル発射実験で米本土まで脅かしている。北朝鮮は今回の核実験で、これまでの脅威が口先だけの脅しでなはなく現実であることを示した。北朝鮮が国際社会に投じたメッセージは明らかだ。今後いかなる場合にも、口先だけであっても核放棄の約束などは絶対にしないことを繰り返し確認し、もし協議にはいるなら、「核保有国」の腕章をつけて相互軍縮交渉に臨むということだ。
金委員長は、9日の政権樹立記念日(9・9節)と来月10日の労働党創建記念日に大々的な「偉大な勝利祝賀」行事を行うことは明らかだ。しかし、このような無謀な挑発が結局は自滅の道を招くということを金委員長だけが分かっていない。国際社会は、北朝鮮の危険な冒険主義を決して座視しないだろう。北朝鮮は、全面的な経済的・軍事的封鎖に直面するほかない。血盟である中国まで、石油供給の中止など北朝鮮の生命線を断つ方向に向かっている。
文在寅(ムン・ジェイン)大統領は3日、「国際社会とともに最高の強力な報復を講じよ」と指示した。北朝鮮の完全孤立に向けたあらゆる外交的方法を模索することも指示した。もはや政府も、北朝鮮の非核化という無意味な対話にこれ以上期待してはいけない。核保有国の北朝鮮を相手にするための対北戦略を組み直さなければならない。軍事的抑止戦略も全面的な手直しが避けられない。韓国の頭上で核兵器が生産される状況で、太平洋の向こうの米国の核の傘と拡大抑止だけに頼ることはできない。
政府はこれまで、世界的な核不拡散体制を尊重する立場を堅持してきた。しかし、1991年に南北が採択した「韓半島非核化共同宣言」は、北朝鮮の相次ぐ核実験ですでに死文化となって久しい。核には核で対応するほかない現実で、韓半島の非核化ではない「大韓民国の非核化」になってしまった以上、韓国だけがこの宣言にこだわる理由はない。戦術核の韓半島再配備や原子力潜水艦の導入、独自の核武装潜在力の確保といった核抑止案を講じることをためらってはならない。

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