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【徳島新聞】   眞子さま婚約内定   結婚後も活躍の機会を  

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 秋篠宮眞子さまと小室圭さんの婚約が内定した。ご両親と同様、キャンパスの恋を実らせた。結婚は来年秋の予定という。
 
 記者会見では、眞子さまの受け答えや所作の端々から、平成皇室で育まれた真っすぐな人柄がうかがわれた。25歳、歩み始めたばかりの清新な青年皇族の姿である。
 
 結婚は皇族の立場を離れることを意味する。お相手の小室さんが大学院に通いながら夢を追い求めるのと同じように、結婚後も、表舞台で活躍していただく手だてはないものだろうか。
 
 皇族が減り、皇室の先細りが心配されている折だけに、慶事を喜びながらも、その思いは募る。
 
 眞子さまは天皇皇后両陛下の初孫であり、妹の佳子さま、弟の悠仁さま、いとこの愛子さまに心を配る、優しいお姉さんだ。ご両親との信頼の絆も強い。
 
 周囲を驚かせたのは、「皇族として国際感覚を磨きたい」と、国際基督教大(ICU)への進学を選ばれた時だ。皇族なら学習院という固定観念を破り、佳子さまも姉に倣った。
 
 ICUで同級生の小室さんと出会い、それぞれ英国と米国へ留学。遠距離交際でも、縁の糸は切れなかった。
 
 帰国後の2013年12月、小室さんは「将来結婚しましょう」とプロポーズし、眞子さまは承諾したという。
 
 「お付き合いする方は結婚を考える人でありたいという共通の認識がございました」と、眞子さまは振り返った。皇族という立場上、交際へ踏み出すには結婚を念頭にせざるを得ない。小室さんもそれを受け止めた。
 
 自らの人生を自らの考えで切り開く。その延長上に進学や留学があり、異性との出会い、結婚もあった。ご本人の意思を尊重する平成皇室の申し子のようだ。
 
 だが、眞子さまを取り巻く環境は、結婚で一変する。
 
 この点は、05年の紀宮さま(黒田清子さん)結婚の際にも議論となった。
 
 紀宮さまは数多くの外国訪問を引き受け、視覚障害者など弱者を励ましてきただけに、活動の機会が失われることを惜しむ声は強かった。
 
 海外での皇室への関心は強い。政治と一線を画した親善活動は日本のイメージを高め、国益に貢献している。眞子さまも2度の留学を経た後、ブータンなど既に計4カ国を公式訪問している。
 
 女性皇族が結婚後も皇族であり続ける女性宮家創設は、天皇退位特例法の議論でも焦点の一つとなった。
 
 しかし、女系・女性天皇の容認につながるとして、現政権の支持基盤である保守層の反発が強く、実現は難しい情勢だ。
 
 政府は、女性宮家の是非に深入りせず、結婚後も活動の継続を可能にする制度改正に取り組むとみられている。眞子さまの婚約内定を機に、検討を急ぐべきだ。
 

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