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【富山新聞】 「食育」推進 若者世代の関心高めたい

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 次代を担う若者世代に対する「食育」の重要性が指摘される中、富山県は第3期県食育推進計画の骨子案で、子ども世代と20、30代の若い世代を重点対象とするなど、若者への食育活動を推進する。石川県は9月から県内大学・短大の栄養学科の学生が高校生に正しい食生活を指南する食育授業を始めた。
 「食育」で得られる食に関する知識や食品を選ぶ力は、健康な生活に欠かせず、各自治体が「食育」に力を入れているが、若い世代に食習慣の乱れなどの課題があるといわれる。あらためて官民一体で食の大切さを伝えていきたい。
 富山県の第3期県食育推進計画の骨子案では、重点対象とした子ども世代と20、30代の若い世代に家庭・地域と連携した食育や、健全な食生活の確立などを働き掛ける。県教委は8月に、「毎日しっかり朝ごはん」運動の一環として、小学1年生約8200人に「食育ランチマット」を配布するなどしており、「県民運動」として「食育」をさらに盛り上げたい。
 新たにスタートした石川県の食育授業は、金沢学院大・短大、北陸学院大短大部の学生が高校に出向き、家庭科などの授業で食事の栄養バランス、朝食の重要性、野菜の取り方などについて説明する。1人暮らしが増える進学、就職に備え、食事の栄養バランスなどに対する意識を高めてもらうもので、北陵高を皮切りに計10校で年度内に実施する。
 若者らに対する食育は家庭や学校、地域などで行われているが、同じような若い世代からのアドバイスや体験談はより身近に感じられ、食に関心を持つ機会になるだろう。
 石川県が2015年度に実施した食育に関する県民意識調査によると、成人では若い世代ほど食事の栄養バランスが取れておらず、20代で朝食を「ほとんど食べない」と答えた比率は17・4%に上った。さまざまな機会を通じて、大切な食への理解が深まれば、食生活の改善にもつながるだろう。食育授業後、生徒の意識調査をする予定で、今回の取り組みの成果を今後の若い世代への食育活動に生かしてもらいたい。

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