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【朝鮮日報】 支持率だけを信じて野党を無視する文大統領と与党

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 韓国憲法裁判所の裁判長候補に指名されていた金二洙(キム・イス)氏の任命同意案が国会で否決された11日、与党「共に民主党」は「野党による積弊連帯」などと厳しい口調で反発し、また韓国大統領府も「憲政秩序を政略的に利用したあしき前例」と非難した。今回の否決は、司法における最近の人事が与党と考えが近い人物ばかりに偏っていることへの反発によるものだ。大統領府と与党がこの問題を深刻に受け止めない限り、同じような事態は今後も繰り返されるだろう。
 現政権はこれまで野党との「疎通」や「協治」という言葉を何度も繰り返してきた。しかし実際は文在寅(ムン・ジェイン)大統領の高い支持率を背景に、文字通り自分勝手にやってきたと言わざるを得ない。野党3党が一致して反対した閣僚の任命を大統領が強行したことなどその最たるものだ。与党よりも野党の方が多くの議席を持つ国会において、野党が一致して反対の声を上げている事実を無視しながら、それでも政策をスムーズに遂行できると考えているのであれば、これは大きな誤解だ。とりわけ共に民主党の秋美愛(チュ・ミエ)代表に至っては、野党との疎通など最初から眼中にもないように見える。秋氏は毎日のように過激な発言で注目を集めているが、これではただでさえ政策課題が山積みの政府の行く道に自ら大きな壁を作っているようなものだ。
 大統領府と与党が野党を激しく非難したその日、李洛淵(イ・ナクヨン)首相は国会で「文在寅政権において最も残念な点は協治だ」と述べた。ところが李首相もその翌日には与党議員らの求めに応じ、野党に対して政治報復的な捜査に乗り出すことをにじませている。李首相も政権運営を自ら混乱に陥れようというのだろうか。

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