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【東亜日報】 金命洙候補、揺れる司法府の独立を守る首長なのか

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金命洙(キム・ミョンス)大法院長(最高裁長官)候補に対する2日間の国会人事聴聞会が13日、終わった。大法院長候補は国会が憲法によって任命同意手続きを踏む重要な候補だ。野党所属の人事聴聞委員は、ウリ法研究会と国際人権法研究会の会長を務めた金氏の考え方や大法官(最高裁判所裁判官)の経験がないことに疑惑を投げかけた。が、これまでの判決や行動を徹底的に調査した結果、疑惑を立証する緻密な検証には力不足を露呈した形となり、残念だ。
盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権で、朴時煥(パク・シファン)大法官、康錦実(カン・グムシル)法務部長官などウリ法研究会の出身者が司法権力を掌握し、その後、保守政権で一部の会員が大統領を侮辱する低俗な発言で物議をかもした。金氏は人事聴聞会で、「私は(朴時煥、康錦実氏のような)ウリ法研究会の創立メンバーではない」と強調した。金氏自身、裁判官の品位に合わない発言や偏った判決で物議をかもしたことはない。道徳的にも大きな欠陥はない。だが、金氏はウリ法研究会出身であることに対する韓国社会の憂慮を直視しなければならない。

  金氏は、全国判事会議によって提起された司法府のブラックリスト問題について、「大法院長に任命されれば、すべての内容を再び点検し、追加調査を要請するか検討する」と発言したことは、確答ではないものの慎重さに欠ける面がある。司法府のブラックリスト疑惑という根拠もない疑惑だけで法院行政処のコンピュータを犯罪者のコンピュータのように調べるという発想自体、法官社会にふさわしくない。判事の再任用の評価資料などで巧妙にブラックリストに追い込み、司法府を揺さぶるのではないかという懸念もなくはない。
金氏が大法院長になる場合、「大法官の推薦を大法官推薦委員に任せて一切介入しない」と発言したことは、傾聴すべき提案だ。文在寅(ムン・ジェイン)大統領は、自分が指名した金氏の推薦を受け、任期中に大法官10人を新たに任命する。偏った人事によって司法府の独立性が毀損されることを防ぐためにも、現政権によって指名された大法院長は後方に退き、推薦委に実質的な権限を与えなければならない。

  梁承泰(ヤン・スンテ)大法院長は13日、「法の日」の記念式で、「裁判に対する健全な批判を越えた過度な非難が裁判の独立性を傷つけている」と述べた。最近、「国家情報院コメント捜査」に関連した裁判所の拘束令状棄却に対して、検察と与党が前例のない攻撃をしたことを念頭に置いたと見える。司法府の独立が深刻な脅威を受けている。金氏は、国会本会議で過半数の同意を得てこそ任命される。国会が政略的な判断を離れ、司法府の独立に最優先の価値を置いて賢明な決定をしなければならない。

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