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【朝鮮日報】 機内での暴行への対応、韓米裁判所で大違い

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 昨年4月、釜山からグアムに向かう旅客機内で酒に酔い、たばこを吸いながら暴れた40代の韓国人歯科医師に対し、米国の裁判所が今月3日に懲役3年の実刑を言い渡した。男は機内でビールを飲んだ後、トイレに隠れてたばこを吸っていたところ、客室乗務員に制止されたため暴言を吐き、胸ぐらをつかみながら引きずり回した。着陸直後、男は米連邦捜査局(FBI)に身柄を拘束され、同年12月に1審で懲役3年の実刑を言い渡された。グアムで軟禁状態のまま控訴したが、判決は1審と同じで、これまで拘束されていた期間を除く18カ月の実刑判決が下された。男は歯科医を廃業するしかなかった。医師免許をはく奪されるとして善処を求めたが、裁判長は減刑の要請を受け入れなかった。
 米国の裁判所によるこれら一連の対応は韓国の裁判所とまったく対照的だ。たとえば昨年12月にベトナムのハノイ空港から仁川空港に向かう旅客機内で、30代の韓国人男性が酒に酔い、前の座席に座っていた乗客と客室乗務員に暴行を加えたため、ほかの乗務員らがスタンガンを使ってなんとか取り押さえた。男に対して韓国の裁判所は1審と控訴審でいずれも懲役1年、執行猶予2年を宣告した。また、罰金500万ウォン(現在のレートで約49万円)と200時間の奉仕活動も命じられたが、最終的に懲役刑は免れた。男はこの事件を起こす3カ月前にも仁川発ベトナム行きの飛行機で酒に酔い、シートを破壊し乗務員に暴行を加えた。裁判ではこの容疑も合わせて起訴されたのだが、判決は上記の内容だった。2人の犯罪行為にさほど大きな違いはなかったものの、処罰の内容は大きく違っていた。旅客機の中では1人の人間による間違った行動で多くの人たちが危険にさらされるため、その悪質さは一般の暴行犯とは次元が違う。韓国の裁判所は旅客機内での暴行や傷害に対して非常に寛大だが、それはこの特殊な状況を考慮できていないからだ。

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