Home > 社説 > 全国紙 > 産経新聞 > 【産経新聞】 韓国の晩餐会 愚かさにも限度があろう
E030-SANKEI

【産経新聞】 韓国の晩餐会 愚かさにも限度があろう

そう思わないそう思う (+2 点, 2 投票)
Loading...

 韓国大統領府がトランプ米大統領の歓迎晩餐(ばんさん)会に、元慰安婦を招き、竹島(島根県隠岐の島町)の韓国名「独島」を冠したエビ料理を出した。
 明らかな反日宣伝であり、日韓関係を損なうだけの所業だ。
 北朝鮮の核・ミサイル開発を止める連携が重要な局面である。その今、わざわざやることなのか。愚かにもほどがある。
 菅義偉官房長官はトランプ氏がアジア歴訪で日韓を最初の訪問先に選んだ意義を指摘し「日米韓の緊密な連携に悪影響を及ぼす動きは避ける必要がある」と述べた。控えめな物言いだが、これを認識しない文在寅政権にあきれる。
 韓国政府は「儀式的なことについて、あれこれ言うことは適切でない」と応じたが、受け入れられない。元慰安婦は、強制連行された「性奴隷」などと歴史をゆがめ、一方的主張を展開する反日運動の象徴的存在である。
 竹島は日本固有の領土であり、韓国に不法占拠されている。日本が何も言わない方がおかしい。米首脳をもてなす場に反日を持ち込む方が外交儀礼に反しよう。
 日米韓の関係に水を差す文政権の非礼さと北朝鮮に対する認識欠如は、韓国を危機に陥れるだけである。そんな指導者をいただく国民は哀れである。
 河野太郎外相を含め、日本政府は連日抗議し、慰安婦問題の日韓合意を順守するよう求めた。合意は最終的かつ不可逆的な解決を確認し、国際社会で非難しないと約束したはずだ。
 日韓合意は、北朝鮮情勢をはじめとする地域の安全保障を考え、日韓関係の改善が欠かせないとかわされた。その意義の重要性が増しているとき、文政権で反故(ほご)にする動きが目に余る。自国の国際的信用と立場を悪くするばかりだと気づくべきだろう。
 文氏は北朝鮮への融和路線で大統領に就いたが、北朝鮮の暴挙の前に路線転換を余儀なくされた。危機にあたっても、有効な手立てを取れていない。
 ミサイル防衛でも中国の圧力に屈し、米軍の「高高度防衛ミサイル(THAAD)」の追加配備は進んでいない。
 八方ふさがりで国内向けの反日宣伝しか、アピールすることがないのだろうか。お家芸の告げ口外交では打開は望めまい。嗤(わら)うのは北朝鮮だ。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。