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【デーリー東北新聞】 東京青森県人会70周年 「郷土発展」を胸に飛躍を

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 青森県と首都圏の懸け橋としての役割を担う「東京青森県人会」が、創立70周年を迎えた。18日には、東京都内で記念式典を開催。関係者が“古希”の節目を祝うとともに、さらなる飛躍に向けた決意を新たにした。
 県人会の創立は1947(昭和22)年。県出身の名士でつくる「県修交会」と、戦時中に活躍した「婦人会」を発展的に解消し、門戸を広げた形で発足した。
 当初から掲げる理念は、「会員相互の親睦」と「郷土発展への寄与」。現在、約千人に上るメンバーも、この理念を胸にさまざまな活動を展開する。
 例えば首都圏では、物産展などに積極的に参加し、県産品や観光情報などをPR。東京・中野で開催を重ねる主催事業「青森人の祭典」は、毎年24万人以上が訪れるイベントにまで成長し、県のイメージアップに大きく貢献している。
 地元でも、各地域を巡る旅行を企画。ほかにも、首都圏で活躍する県出身者が講師を務める高校での講演会を開催するなど動きは活発だ。
 関係者によると、いずれの取り組みも反応は上々で、首都圏では、青森に対する関心が高まっているという。70年にわたり継続してきた事業の効果は着実に表れていると言えるだろう。
 こうした県人会の活動が、一層の広がりを見せることに期待したい。市場で株価の上昇傾向が続いている一方、青森など地方では、景気回復の実感を得られていないのが実態だ。人口減少も進み、暮らしが良くなる道筋はいまだ描けずにいる。
 生き残りを懸ける地域にどれだけ地力があるのかが問われ、地域そのものの在り方の模索も続く中、地方と中央の視点を併せ持つ県人会の支援や助言は、示唆に富むものとなろう。ぜひ、今後も活動の幅を広げて力を貸してほしい。
 県人会以外にも、首都圏に拠点を構え、県出身者で構成する団体は、高校の同窓会支部も含めて約80を数える。いずれも高齢化が進み、若年層の加入不足という課題は抱えるというが、工夫を凝らすことで難題を克服し、各団体が末永く存続していくよう願いたい。
 県人会の関係者は「古里と離れているからこそ、より強い思いで古里が元気になるよう望んでいる」と口をそろえる。こうした情熱を持つ人たちが集まる組織を、地元側からも応援したい。その上で、地域の魅力を見詰め直し、共に古里の発展につながる取り組みを強化していきたい。
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