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【滋賀報知新聞】 運転手がいなければバスは動かない

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 先月10日に東近江防火保安協会(岩崎繁会長)が県防災危機管理局原子力防災室から講師を招き、「原子力災害について」と題して講演会を行い、「原子力災害が発生したらあなたはどうしますか」と講座前アンケートを記入し、パワーポイントを使って「放射能と放射線」、「放射線のリスク」、「災害時にはどうすればよいのか」などを初心者にも分かりやすい説明があった。
 講演会の後に滋賀県民の関心が高い避難対策についての質問があり、「避難」には放射線量により「屋内退避継続」、「一週間以内に一時移転」、「数時間以内に避難」があるが、「数時間以内」は高レベルな放射線にさらされる為に直ちに避難する必要があり、交通手段としてはバスを利用するとあるが、「バス会社から指示がない」との質問。
 講師は「滋賀県バス協会と協定して年2回研修を行っている」との回答だが、質問者からは「バス会社と協定してもバスは出ない、運転手には一切情報が伝わっておらず緊急時といえども汚染の恐れのある地域には誰も行かない、一歩間違えば人権問題になる」と厳しい現状の声。
 原子力災害が発生すれば誰しもあえて汚染地域には出向きにくいのが人情だろう。
 机上の研修会や想定した訓練も良いが、緊急避難には一般民間人が救出に向かう必要があるために、運転手さんなどに放射線のリスクについて充分理解を求めて、その防御方法などを徹底する必要がある。
 運転手がいなければバスは動かず、速やかな避難は不可能だ。

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