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【東亜日報】 文大統領と習主席、「易地思之」で北核・THAADの難題を解かなければ

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中国を初めて国賓訪問した文在寅(ムン・ジェイン)大統領は13日、北京で開かれた韓中ビジネスフォーラムで、「韓国と中国は共に繁栄しなければならない運命共同体」とし、「『同舟共済(同じ船に乗って共に渡る)』の思いで協力するなら、共に発展して成長していくだろう」と述べた。このフォーラムと同胞懇談会で、南京大虐殺と関連して繰り返し「『同病相憐』の思いで犠牲者を追悼し、お見舞いを申し上げる」と述べた。
約30万人が犠牲になった南京大虐殺は、中国が歴史上最悪の反人倫犯罪に挙げる旧日本軍の蛮行だ。韓国大統領が南京大虐殺に対する公式の立場を表明したのは初めて。14億の中国人に韓国人の共感と慰労を伝え、「同舟共済」の精神で韓中関係を修復するという韓国大統領の意思を中国指導部に示そうとしたのだろう。
文大統領は13日、習近平国家主席と首脳会談を行う。会談の公式議題すら明確につかめず、共同声明や共同記者会見もない状態で開かれる会談なので、いつよりも文大統領の肩は重いだろう。しかし、北朝鮮核問題や高高度迎撃ミサイルシステム(THAAD)など韓中両国の核心懸案は、両国だけの問題と見るよりも米朝など第三者が関連した問題であり、そもそも両国首脳だけでは簡単に解決できない事案だ。それよりも両首脳がどの程度の熱意を持って会談に臨むのかが、韓中関係を進展させるか後退させるかを分ける鍵だ。
にもかかわらず、今回の会談に臨む中国側のムードは冷ややかだ。中国共産党機関紙「人民日報」は12日、文大統領の訪問を3面1段の記事で短めに扱った。中国政府の公式の歓迎式は文大統領が北京に到着して30時間が経って開かれる。中国の指導部が大挙、南京大虐殺の追悼行事に参加したためかもしれないが、周辺国を威圧しようという高圧的な姿勢がうかがえる。
しかも今回の会談を控えて開かれた両国の政府、学界、言論間フォーラムで、中国側はTHAADの追加配備とミサイル防衛体系(MD)の参加、日米韓軍事同盟化をしないという韓国政府の「3不」表明を取り上げ、配備撤回を迫った。習主席が再びTHAAD問題を取り上げる可能性を示唆する。しかし「3不」は、韓国政府が独自に決める主権の問題であり、中国が干渉したり強要する事案ではない。

  大統領府が今回の訪中のキーワードに「易地思之(立場を変えて考えること)」を提示し、文大統領が「同舟共済」と「同病相憐」を強調したのは、中国側が北朝鮮の恐るべき核兵器にさらされた韓国の状況を立場を変えて考えよという意味だ。韓国と米国が中国に北朝鮮への石油禁輸を求めるのも、北朝鮮の核の野心をくじくためであり、人道主義に反する行為を求めるものではない。習主席は、果たして何が米国の軍事的選択肢の誘惑を断ち、北朝鮮の核問題を平和的に解決する方法なのかを悩み、会談に臨むことを願う。

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