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【朝鮮日報】 「韓半島問題の運転席」にいるのは文大統領ではなく金正恩氏

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 北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が新年の辞で南北対話を提案したことについて、米国のトランプ大統領は2日「良いニュースかもしれないし、そうでないかもしれない」とコメントした。どちらの可能性もあるかのような口ぶりだが、その本音は「良いニュースではない」と考えているはずだ。これに対して文在寅(ムン・ジェイン)大統領は金正恩氏の新年の辞について「われわれの提案に答えた」として好意的に受け止めている。文大統領とトランプ大統領の温度差は誰が見ても明らかだろう。
 これについて米国務省報道官は「(南北が)対話を望むのであれば、それは彼らの選択だ」とした上で「(米国は)南北対話に何の役割も果たさない」と明言した。韓国と米国は60年以上前から相互防衛条約を締結している。つまり一方が攻撃を受ければ自国が攻撃されたと見なし、共に戦うことを約束している間柄だ。年末に行われたギャラップの調査によると、北朝鮮について米国民の10人に8人が「軍事的に米国の脅威となる国」と考えていることが分かった。しかし今回、米国における外交政策の実務担当者が同盟国である韓国と敵国の北朝鮮をひとまとめにして「彼ら」と呼び「南北が対話をしてもしなくても米国は関与しない」という反応を示した。これに先立ち韓国統一部(省に相当)の趙明均(チョ・ミョンギュン)長官は北朝鮮からの対話の提案について「米国と緊密に協議している」と述べ、韓米の協力体制がしっかりと機能しているかのように説明していた。このような両国の反応からも米国と韓国の温度差がありありとうかがえる。
 金正恩氏の新年の辞を一言で要約すれば「米国の本土全域が北朝鮮の核攻撃の射程圏にあり、核のボタンは常に自分のオフィスの机にある」ということだが、これは完全に米国を脅迫する内容だ。このように自分たちを脅迫する言葉を聞きながら新年を迎えた米国人の気分はどうだっただろうか。しかし韓国では大統領をはじめとする政府関係者は誰も遺憾の意さえ表明せず、ただ金正恩氏が一言「平昌(オリンピック)に(北朝鮮)選手団を送ることもできる」と言ったことに無邪気に喜んでいる。

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