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【北國新聞】 事前合宿が続々 石川に「五輪効果」もたらす

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 2年後に迫った東京五輪・パラリンピックに向け、英国の五輪代表とパラリンピック代表のカヌーチームが小松市木場潟で事前合宿を行うことが決まった。
 小松市が整備を進めていた「木場潟トレーニングセンター」が昨年末に完成し、トレーニング室や練習映像を見てフォームを改善する情報分析室、選手の疲労回復を図るリカバリー室が設置された。この施設の完成が合宿地選定の決め手にもなったのだろう。
 木場潟では、既にニュージーランドとモザンビークの五輪代表チーム、ブラジルのパラリンピック代表選手の合宿が行われており、英国で4カ国目となる。英国は世界トップクラスの実力を持つだけに、合宿地の選定はシビアに行われたはずである。トップチームの厳しい要求を満たしたのだから、木場潟の地元や協会関係者は誇りに思っていい。
 一流のスポーツ選手の高い技量と一生懸命に練習する姿は若い世代の刺激になる。地域スポーツ振興の絶好の機会であり、合宿地は「聖地」として地域の遺産になっていくだろう。地方に「五輪効果」をもたらし、感動を共有する舞台としても大きな意味を持つ。
 小松市は今月から合宿する国内外の代表選手を支援する市民サポーターを募集し、研修などを経て7月から通訳や移動、道具運びなどを手伝うという。できるだけ多くの市民に参加してもらい、草の根レベルでも交流を深めたい。
 カヌー競技のロンドン五輪代表には、小松市出身の松下桃太郎選手もいる。一流選手の練習や立ち居振る舞いを間近で見て、人柄やお国ぶりに触れるまたとない機会になるだろう。
 金沢市は昨年6月に、フランス水泳連盟と代表チームの事前合宿に関する協定を締結し、同年10月に男女6人とコーチ2人が金沢プールで合宿を行っている。さらにウエイトリフティングのフランス代表チームが金沢市で事前合宿を予定している。
 事前合宿地については、これから各国の動きが本格化してくる。多くの代表チームに選んでもらえるよう関係自治体は知恵を絞ってほしい。

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