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【しんぶん赤旗】 スポーツ2018/未来に向けて選手が輝く年に

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 今年のスポーツ界は2月の韓国の平昌(ピョンチャン)冬季五輪・パラリンピックを皮切りに話題が尽きません。6月にはサッカーのワールドカップ(W杯)がロシアで開催され、日本は1次リーグでコロンビア、セネガル、ポーランドと対戦します。夏の全国高校野球甲子園大会は100回の節目です。9月には4年に1度のアジア競技大会もインドネシアで行われます。アメリカの大リーグに移籍した“二刀流”大谷翔平選手の活躍も楽しみです。
安心し交流できる環境に
 いま平昌五輪は2月9日開幕に向け聖火リレーが韓国内を回っています。緊張する国際情勢の中、選手が安心して交流できる環境を保証することが大切です。平昌大会成功は、2020年東京五輪・パラリンピックにつながります。
 2年後の東京大会が国民、都民に受け入れられ、世界の人々に歓迎されるためにも、選手が輝ける環境を整備する必要があります。その点では、東京都、組織委員会はまだまだ難問を抱えています。
 組織委員会は、東京五輪・パラリンピックの総経費を1兆3500億円程度としています。国際オリンピック委員会(IOC)はさらなる経費削減を求めていますが、持続可能な五輪を継承するためにも一層の見直しが求められます。
 平昌大会での世界のトップアスリートたちの競演は見ごたえのあるものになるでしょう。日本選手の活躍も期待されます。スピードスケートでは先月のW杯ソルトレークシティ大会で小平奈緒選手が女子500メートルで優勝、この種目の連勝を15に伸ばしました。小平選手は1000メートルも世界新記録で優勝しています。女子団体追い抜きでも日本は世界記録を連発しました。姉妹の高木菜那・美帆の両選手らのチームワークが抜群です。
 フィギュアスケートでは全日本選手権男子で2連覇を果たした宇野昌磨選手が大舞台に初挑戦です。男子で66年ぶりとなる五輪連覇がかかる羽生結弦選手は、右足首負傷で同選手権を欠場しましたが、実績から選出され、五輪にぶっつけ本番で臨むことになります。
 ノルディックスキーのジャンプ女子では第一人者の高梨沙羅選手が注目されますが、4年前のソチ五輪で4位と悔しい思いをしているだけに2月の五輪に調整のピークを持っていってほしいものです。
 パラリンピックでも世界の選手とともに、日本選手団の素晴らしいプレーが期待されます。
 平昌に深い影を落としているのが、ロシアの組織的ドーピングです。IOCは、ロシア・オリンピック委員会を資格停止とし、平昌五輪への選手団派遣を認めないことを決め、より厳しい姿勢を示しました。ドーピングの根絶は、選手の人権を守りスポーツの健全な発展を進めるために不可欠です。
平和のもとでの開催を
 北朝鮮の核・ミサイル開発をめぐり軍事的緊張が高まることは、平昌五輪の平和で安全な開催にとって深刻です。11月の国連総会において五輪停戦決議が加盟国の総意として採択されました。戦争を回避するための外交的解決こそ必要です。韓国の文在寅(ムンジェイン)大統領は、北朝鮮に平昌大会への参加を呼びかけ、北朝鮮も参加の意向を示しています。平昌五輪・パラリンピックが平和のもとで開催され、未来に向かって選手が輝く年になることを望みます。

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