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【デーリー東北新聞】 スポーツ展望 平昌五輪、大躍進の期待

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 2018年のスポーツ界は内外共に不祥事からの信頼回復が大きな課題となる。暴行問題で揺れた大相撲が間もなく初場所初日を迎える。カヌー選手によるライバル選手への禁止薬物投与という異常な事件も発覚した。2月にはロシアによる組織的ドーピングの後遺症を抱える平昌(ピョンチャン)冬季五輪が開かれる。
 相撲界では横綱日馬富士関が引退に追い込まれ、白鵬関、鶴竜関の両横綱や八角理事長を含む親方衆も処分を受けた。それでも暴行の真の背景はまだ闇に包まれている。相撲界の体質改善の方向はきちんと示されるのか。ファンの支持を取り戻すには、全力士が土俵で疑念を払拭(ふっしょく)する相撲を披露するしかない。
 カヌーの有力選手が、強敵の飲み物に禁止薬物を混入させ、ドーピング違反で追い落としを図った事件は深刻だ。20年東京五輪に向けたいびつな競争心理が引き起こしたのだろう。フェアプレーをスポーツ界全体で再確認する必要がある。
 平昌五輪では、国ぐるみの薬物使用を指摘されたロシアは選手団としては参加できず、潔白と証明された選手のみが個人資格で出場する。ロシアへの処分を契機に、薬物違反のない「クリーン五輪」を期待したい。
 日本の競技力には明るい兆しも見える。東京五輪を控えて各競技の実力がこのところ急速に向上している。
 冬季競技の躍進も顕著だ。スピードスケートでは女子の小平奈緒、高木美帆両選手が金メダル候補に成長し、フィギュアスケート男子の羽生結弦、宇野昌磨両選手も力強い。スキーのノルディック種目、フリースタイルスキーなどメダル有望種目がいつになく多い。メダル総数で1998年長野五輪の10個を上回る史上最多も狙える。
 平昌で日本選手が活躍すれば東京五輪に向けての強化にも弾みがつく。夏季競技でも昨年の国際大会では好成績が目立ち、特に多くの10代選手が台頭した。選手層は随分と厚くなった。
 その舞台となる東京五輪の開催準備はこれまで問題が多かった。経費削減をぎりぎりまで詰めた上で、遅れがちな競技会場の建設・整備をスピードアップしたい。日本選手の地の利を生かすためにも、本番会場での十分な練習時間が必要だ。
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