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【東奥日報】 予防に努め拡大防ごう/インフルエンザ

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 県は今季初となるインフルエンザ注意報を三戸地方・八戸市保健所管内に10日発令した。昨年12月25~31日の1週間に報告された1定点医療機関当たりの患者数が14.67人となり、注意報基準値の10人を超えたためだ。県全体では7.60人と、前週の4.40人から3.20人増えた。
 これから寒さがさらに厳しくなる。3月ごろまでがインフルエンザ流行シーズンだ。今週末に大学入試センター試験がある。高校受験も間近となっており、受験生にとっては大切な追い込みの時期だ。県内の多くの小中学校などでは冬休みが終わる。手洗いやマスクの着用などを心掛けて予防に努め、感染拡大を防ぎたい。
 インフルエンザの症状は38度以上の高熱が出て、頭痛や関節痛など全身症状が急速に現れるのが特徴。普通の風邪のようにのどの痛みや鼻汁、咳(せき)などの症状も見られる。子どもや高齢者は急性脳症や肺炎などによって重症化する恐れもあるから注意しなければならない。
 感染防止について、厚生労働省のホームページなどでは「咳エチケット」を呼び掛けている。インフルエンザの主な感染経路は、咳やくしゃみによる飛沫(ひまつ)感染。ほかの人にうつさないようにマスクを着けたり、ティッシュペーパーなどで口や鼻を覆うのがマナーだ。
 外出後にはしっかり手洗いするのが有効。空気が乾燥するとインフルエンザにかかりやすくなるので室内では加湿器を使い適切な湿度を保ち、抵抗力を高めるためバランスのとれた栄養摂取や十分な休養も必要だ。
 気をつけたいのは子どもの異常行動だ。子どもがインフルエンザにかかると、治療薬の種類にかかわらず、飛び降りなどの異常行動を起こす恐れがあるという。厚労省が注意喚起している。
 治療薬タミフルを服用した子どもによる事故が続発したため、厚労省は2007年、10代への投与を原則中止とした。しかし、その後も薬の種類や服用の有無にかかわらず異常行動が起きた。昨シーズンは54件報告され、10代の2人がマンションからの飛び降りなどで死亡したという。
 ドアや窓の施錠徹底、ベランダに面していない部屋で寝かせる、一戸建てでは1階で寝かせる-などの点を保護者は頭に入れておく必要がありそうだ。

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