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【東亜日報】 一堂に会した南北と米国、「行動する平和」を作るべきだ

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文在寅(ムン・ジェイン)大統領が9日、平昌(ピョンチャン)冬季五輪の開会に先立って主催したレセプションで、ペンス米副大統領と北朝鮮の金永南(キム・ヨンナム)最高人民会議常任委員長がメインテーブルに共に座った。ペンス氏は金永南氏とぎこちない握手をしただけで視線を向けることもなかった。文氏は、「(ここには)五輪でなければ一堂に会することが難しい方々もいる」とし、「私たちが共にいるということ自体が世界の平和に一歩近づく大切な出発になるだろう」と話した。
米朝の最高級要人のぎこちない出会いは、韓半島の現実を端的に物語る。同席はしたものの対立する両国だ。北朝鮮は世界を脅かす核とミサイルを誇示して非核化を拒否しており、米国は完全な核廃棄に向けた最大の圧力を強行している。接点の見えない両者の間に文氏が挟まっている状況だ。文氏は9日、グテーレス国連事務総長に会った時も、「平昌後に訪れる春が待ち遠しい」と話し、米朝対話による韓半島の非核化と平和体制の構築を期待した。
北朝鮮高官級代表団は9日昼、仁川(インチョン)空港に到着し、趙明均(チョ・ミョンギュン)統一部長官の出迎えを受けた。関心の焦点は、憲法上の国家首班である金永南氏ではなく、いわゆる「白頭(ペクトゥ)血統」の一員である金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の妹の金与正(キム・ヨジョン)朝鮮労働党宣伝扇動部副部長だった。90歳の金永南氏から趙長官の向かいの上席を勧められるほど権力の大きさは格別だ。文氏は10日、金永南氏一行と面会し昼食も共にする。金与正氏は、金正恩氏の特使としてメッセージを伝えるだろう。外信は、金与正氏が文氏を8.15光復節に合わせて平壌(ピョンヤン)に招待し、第3次南北首脳会談の開催を提案すると報じた。
このような南北間の順風とは違い、米国は依然として冷え込んでいる。開会式の出席に先立ち、ペンス氏は平沢(ピョンテク)第2艦隊司令部を訪問し、北朝鮮の挑発で沈没した哨戒艦「天安(チョンアン)」を視察したほか、脱北者と会って北朝鮮の人権侵害について言葉を交わした。北朝鮮に拘束され、帰国6日後に死亡したオットー・ワームビア氏の父親も同行した。ペンス氏は、「世界は北朝鮮の平和攻勢を目にするだろうが、北朝鮮は自国民を閉じ込めて拷問し、飢えさせる政権という真実が伝えられなければならない」と強調した。北朝鮮の偽装平和攻勢と韓米同盟を仲たがいさせる戦略に翻弄されてはならないという注文だ。
韓国と北朝鮮の選手団は開会式に統一旗を持って合同入場した。開会式のテーマも、全て共に作っていく「行動する平和(Peace in Motion)」だった。10日はアイスホッケー女子の南北合同チームの初試合もある。しかし、米朝間の雪どけなく南北の意思疎通だけで韓半島の平和は実現しない。韓国、北朝鮮、米国が一堂に会した平昌五輪が、韓半島平和の礎石を築く契機にならなければならない。それは北朝鮮の態度変化で始まらなければならない。

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