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【富山新聞】 「富山湾ソーセージ」 庶民派メニューの新名物に

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 富山県食品研究所は、新たな特産品としての定着をめざして、ブリやホタルイカ、甘エビ、魚肉のすり身という富山湾の海産物を原材料にしたご当地ソーセージを開発した。県内には、地元食材を使ったカラーラーメンや高岡コロッケなど、全国的な人気を誇る食の庶民派ブランドがそろっている。ソーセージも「天然のいけす」と言われる富山湾の幸をふんだんに使った新名物として、商品化を進めていきたい。
 新たなソーセージは、新幹線時代の富山の味を求める声を受け、同研究所が2014年から開発を進めていた。豚肉ソーセージと比べてデンプンの添加量を多くしたり、加熱時間を短くするなどして魚介類のうまみを引き出し、県産大豆「エンレイ」から作った豆乳を使い弾力のある食感にした。大豆由来の成分が含まれ、栄養価の面でも優れているという。
 既に魚肉のすり身ソーセージが氷見市のひみ番屋街で販売されており、他の種類についても、まずは年内にもブリのソーセージの商品化をめざしている。認知度を高めるため、調理マニュアルの配布も検討している。
 県内発祥のご当地メニューとしては、ブラックをはじめとするカラーラーメンが人気で、高岡市の道の駅「万葉の里高岡」では、桃色やグレーなども加わって、フードコートで8種類が並んでいる。高岡コロッケは、毎年秋に静岡県三島市で開かれている全国コロッケフェスティバルでも、イカ墨入りやとろろ昆布、シロエビなどを使った多彩なメニューが人気で、瞬く間に完売している。
 富山発のご当地メニューは、道の駅などで販売され、広域から訪れた人の口コミ効果もあって、全国レベルで人気が広がるのが特徴となっている。新たなソーセージも、コロッケなどと同様に、気軽に食べ歩きができる大衆性を売りに幅広い層に定着させたい。
 ソーセージそのものもインパクトは大きいだろうが、販売の現場では、このソーセージを生かし、工夫を凝らした新たなご当地料理の開発も進めていきたい。ラーメンやコロッケとのコラボレーションも面白いだろう。

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