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【産経新聞】 インフルエンザ 休養する機会と心得よう

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 例年になく寒い日が続く。全国でインフルエンザが猛威をふるっている。受験を控えている人も、それ以外も万全の備えをしてほしい。
 A型とB型が同時に流行しており、患者数を押し上げている可能性も指摘されている。一度かかっても、再びかかる心配がある。十分な注意が必要だ。
 厚生労働省によると、2月4日までの1週間に、全国の医療機関を受診した患者数の推計は、約282万人となっている。前週よりもさらに増加し、休校や学年閉鎖、学級閉鎖も昨年の同時期を大きく上回る。
 インフルエンザは、ウイルス感染で起きる。38度以上の発熱、頭痛、のどの痛み、関節痛や筋肉痛などの症状が表れる。高齢者や慢性疾患のある人では肺炎などを伴い、重症化することもある。
 一人一人が感染に注意することが、自身だけでなく、周囲にいる重症化しやすい人をも守ることにつながる。
 「咳(せき)エチケット」という言葉も普及してきた。主な感染経路は咳やくしゃみで飛び散る飛沫(ひまつ)だから、人に浴びせないようにすることが感染拡大を防ぐ。
 マスクがない場合は、ティッシュや腕の内側などで口や鼻を覆うことも有効だ。うがい、手洗い、水分補給、そして十分な栄養と休息が予防につながる。人混みや繁華街への外出を控えることも重要になる。
 罹患(りかん)したときは、早めに医療機関を受診する。安静にし、水分を取り、睡眠を十分に取ることだ。無理して出勤するのは厳禁である。勤務先もインフルエンザで休ませられないようでは、働き方改革など進むはずもない。
 抗インフルエンザ薬使用後に、小児や未成年者が部屋から飛び出そうとしたり、走り出したりする異常行動が報告された。
 その原因が抗インフルエンザ薬かどうかは不明だが、厚労省は昨年末、小児・未成年者がインフルエンザにかかった場合、抗インフルエンザ薬服用の有無にかかわらず、異常行動が起きる可能性があることを改めて注意喚起した。
 治療開始から少なくとも2日は、1人にしないようにする。居室が高層階にある場合は施錠する。戸建てでは1階で寝かせることなどを呼びかけている。用心に越したことはなかろう。

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