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【陸奥新報】 インフル猛威「手洗い、マスクで感染拡大防げ」

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 インフルエンザが全国的に猛威を振るっている。本県では1月29日から2月4日までの1週間(第5週)に県内65カ所の定点医療機関から報告された患者数が3537人、1定点当たりでは54・42人に上り、過去10年間で最多となった。
 全国では1定点当たりの患者数が54・33人となり、3週連続最多を更新。推計される患者数は約282万人とされ、県内でも全国でも大流行が続いている。例年以上に、体調管理に万全を期したい。
 県内では6保健所管内のうち最も患者数が多い上十三で1定点当たり88・56人。次いでむつが77・50人。三戸地方・八戸市が57・13人、東地方・青森市が53・85人といずれも50人を超過している。
 すべての保健所管内で前週より患者数が増えており、特に上十三は前週より10・34人増、むつは32・67人増、東地方・青森市も19・16人増といずれも患者数が急増。現在、弘前を除く五つの保健所管内で警報発令基準の1定点当たり患者数30人を上回っており、注意報が3週連続で続いている弘前も患者数が28・87人と警報発令が目前。県内全域で警戒が必要な時期がもうしばらく続きそうだ。
 今季はシーズンの始まりもやや早く、県がインフルエンザ流行入りを発表したのは昨年12月7日。例年であれば最初にA型が流行し、それが落ち着いた3月ごろにB型の流行が始まるとされるが、今季はB型が早く、二つの流行期が重なったことが患者数を押し上げる要因の一つとなっているという。昨年の本紙で既報だが、ワクチンが不足し、一部の医療機関で接種を一時止めるなどの事態もあり、不安に思った人も多かっただろう。
 インフルエンザは風邪に比べて症状が重く、子どもや高齢者らは重症化することもあり、十分な注意が必要だ。風邪は比較的ゆっくりと症状が出てくるが、インフルエンザは急激で、高熱を発することが多く、喉や鼻など一部の不調にとどまらず、関節痛や筋肉痛、だるさなど全身に症状が広がることも特徴。疑わしい場合は無理をせずに休んだり、早めに受診するなど、自分の体を守り、他人に感染を広げないような配慮をしたい。
 最新の動向ではB型が全体の約6割とB型の方が多いが、対策は型に関係なく同じ。感染した場合は他人にうつさないようにせきやくしゃみを人に向けない気配りが重要で、予防には外出後の手洗いやうがいなど基本的な対策を真面目にやるしかない。十分な休養や栄養を取るなど日々の生活を健康的なものに見直し、免疫力を高めるのも一つの手だろう。
 インフルエンザのシーズンは例年3月まで。福祉施設や医療機関など重症化のリスクが高い人が集まる場所では気の抜けない日々が続きそうだが、われわれ個人も感染すれば身近な家族や同僚らに影響を及ぼす。個人個人で予防策やかかったときの感染拡大防止を心掛けたい。

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