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【朝鮮日報】 GM群山工場閉鎖、韓国製造業に赤信号か

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 4年にわたり総額3兆ウォン(現在のレートで約3000億円、以下同じ)に上る巨額の赤字を記録した韓国GMが13日、韓国国内にある4工場の一つである群山工場を今年5月末までに閉鎖すると発表した。残り3工場の今後の計画についても韓国政府や労働組合と話し合った上で、数週間以内には結論を出すという。国民の税金による支援や組合の譲歩がない限り、残りの工場も閉鎖する考えがあるようだ。GMが韓国から完全撤収した場合、国内の協力会社で働く従業員などおよそ30万人が仕事を失う。韓国GMは産業銀行による増資や税制面での優遇を要求しているようだが、どちらも結局は国民の税金を使った支援だ。
 韓国GMが経営難に追い込まれた最も根本的な理由は、製造する自動車に競争力がないからだ。GMは韓国国民の税金を要求する以前に、自らが負うべき経営上の責任を認め、全世界の生産台数を調整し韓国国内での生産を拡大するなどの経営努力をまずは実行に移すべきだ。経営が難しくなったとの理由で簡単に工場を閉鎖し、その苦痛を韓国国民に押し付けるような態度は許されない。その行動はいわば韓国国内の雇用を人質に、国民の税金を差し出せと要求するようなものだ。
 その一方で経営環境の悪化が今回のGM問題を引き起こす大きな原因となった事実も否定できない。韓国の自動車産業は世界的に見て人件費が最高レベルにある一方、生産性は非常に低い。韓国GMの従業員1人当たりの賃金は年間8700万ウォン(約860万円)で、2002年に比べると2.5倍にも膨れ上がっている。しかもこれは現代自動車の米アラバマ工場の7700万ウォン(約760万円)よりも高く、現代自北京工場の1120万ウォン(約110万円)に比べるとなんと8倍だ。ところがその生産性はこれら海外工場よりもはるかに低い。このような企業が生存を続けること自体がまさに奇跡だ。

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